乳がん検診Q&A

 

当院での治療を検討されている患者様からよく寄せられる、乳がん検診に関する疑問・質問とその回答をまとめました。

サンクリニックの乳がん検診

Q 生理周期のいつごろ受けたほうがいいのですか?

A  生理のある人は、排卵から生理が終わるまでの期間は乳房が張っているので検診には向いていません。生理が終わってから1週間ぐらいの間に乳がん検診を受けましょう。閉経後の人は、いつでもだいじょうぶです。

Q マンモグラフィと超音波検査、どちらを受ければいいですか?

A マンモグラフィと超音波検査は、それぞれ得意とするものが違います。できるだけ両方の検査を受けたほうがよいのですが、どちらか片方にするときは年齢や乳腺の発達のようすなどから、医師が検査方法を判断します。

Q マンモグラフィでは、どうして乳房を引き出して圧迫するのですか?

A 乳房を引き出すのは、できるだけ多くの部分を撮影するためです。患者さんが体を引いてしまうと乳房の根元の部分が映らなくなり、その部分にがんができていた場合に見落としてしまう危険性があります。乳房を圧迫して薄くするのは、すっきりとしたシャープな画像にするためです。

Q マンモグラフィは痛いのでしょうか?

A 若い人は乳腺が発達しているので、乳房を圧迫して薄くするときに多少痛みを感じることがあります。痛むのはちょっとの間ですから、できるだけがまんしてください。痛みはすぐに消えてしまいます。

Q マンモグラフィの被ばくはだいじょうぶですか?

A マンモグラフィの撮影で使われるX線の線量(1枚あたりの平均乳腺線量2mGy以下)は、体に影響が出るような線量ではありません。放射線の影響を心配しなくてもだいじょうぶです。

Q 家族に乳がん患者がいますが検診は何歳から受けるべきですか?

A 家族に乳がん患者さんがいる場合、いない女性にくらべて2倍以上乳がんになりやすいことがわかっています。若いときから月に1回は自己検診をおこないましょう。気になるときは、20歳をすぎたら定期的に乳がん検診を受けましょう。