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自家がんワクチン治療

自家がんワクチン治療とは

免疫療法の一つです。自己のがん組織から作られたワクチンを投与することにより、体内でがんに対する特異的な免疫応答を誘導して抗腫瘍効果を期待する治療法です。
本治療はセルメディシン社の技術供与のもとで実施しています。

サンクリニック ブレストケア・イムノケア 自家がんワクチン治療

自家がんワクチン治療の作用機序

投与されたがんワクチンは以下のように抗腫瘍効果を発揮すると考えられています。

  1. がんワクチンを皮内に投与

  2. 皮内に存在する樹状細胞やマクロファージなどの抗原提示細胞ががんワクチンを食べる

  3. がんワクチンを食べた抗原提示細胞が近くのリンパ節へ移動

  4. 移動したリンパ節内で抗原提示

  5. 提示されている抗原に反応できる特異的CTL(Cytotoxic T Lymphocyte)を増殖・活性化

  6. 増殖・活性化した特異的CTLががんの部位まで遊走し、がん細胞を殺傷

治療の流れ・治療期間・回数

Step 1:問診、診察

Step 2:腫瘍組織2gの提供(ホルマリン固定組織またはパラフィン包埋ブロック)

Step 3:自家がんワクチンの製造(外部委託、約5日)

Step 4:以下のスケジュールで接種

サンクリニック ブレストケア・イムノケア 自家がんワクチン治療

料金(自由診療)

患者様の病態、症状によって変わりますので、診察、検査、をお受けいただき、決定しております。

自家がんワクチンの副作用

通常見られる副作用には局所発赤、腫脹、硬結、発熱などがありますが、いずれも一過性です。
重篤な副作用として稀にアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。ただし、現時点までアナフィラキシーショックの報告はありません。

未承認医薬品等を用いた自由診療について

未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示

自家がんワクチンは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。 日本国内では、未承認医薬品​・医療機器を、医師の責任において使用することができます。

国内の承認医薬品等の有無

現在、本治療に用いるものと同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

現在、諸外国における安全性等に係る情報はありません。

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