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プラセンタ療法

プラセンタとは

「プラセンタ」とは胎盤のことで、胎児の発育成長に必要不可欠なものです。
母親の体内でわずか10ヶ月の間に、1個の受精卵を平均3kgまでに育て上げる能力を持った組織です。
つまり、プラセンタには胎児の成長に必要な豊富な栄養素をもっています。

プラセンタは体内において調整作用を持ち、各部各所を本来あるべき状態(健康状態)に戻そうとする力を発揮します。その作用から医療用医薬品や一般医薬品に広く利用され、自然治癒力を高める効果が期待されています。
日本胎盤臨床医学会によると、プラセンタには次の20の薬理作用があると証明されています。

​プラセンタの薬理作用

1 基礎代謝向上作用

2 細胞活性化作用

3 呼吸促進作用

4 血行促進作用

5 造血作用

6 疲労回復作用

7 血圧調節作用

8 自律神経調節作用

9 ホルモン調整作用

10 免疫強化作用

11 活性酸素除去作用

12 抗突然変異作用

13 創傷回復促進作用

14 抗炎症作用

15 抗アレルギー作用

16 体質改善作用

17 強肝・解毒作用

18 妊婦の乳汁分泌促進作用

19 食欲増進作用

20 精神安定作用

プラセンタ療法とは

プラセンタ療法とは、胎盤から抽出された有効成分のエキス「プラセンタ(胎盤エキス)」を用いて、さまざまな疾患や体調不良の治療が試みられている療法です。
医療機関で行われるプラセンタ療法には、注射と内服(経口摂取)の2種類があります。
医療用として使えるプラセンタ注射液は「メルスモン」「ラエンネック」という2種類の原料に限定され、どちらも人の胎盤から抽出した胎盤エキスが元となっています。

プラセンタ療法によって期待される効果

美白、シミ、シワ、くすみ、乾燥肌など美容効果

アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息などのアレルギー改善

生理不順、生理痛、便秘、冷え性など女性特有の症状の緩和

肩こり、腰痛、ひざ痛などの整形外科的効果

自律神経失調症、不眠症など心療内科的効果

そのほか、疲労回復、免疫力向上、健康維持

プラセンタのもたらす多様な薬理作用

プラセンタ注射は、メルスモンというプラセンタ注射薬が1959年に薬価収載されて以来の歴史を持つ厚生労働省認可の医薬品です。プラセンタ注射の保険適用は、更年期障害、乳汁分泌不全(メルスモン)、肝機能障害(ラエンネック)です。
またヒトプラセンタの内服薬も医療機関のみ使用が許されており、錠剤2カプセルに注射薬1本分のプラセンタ成分が含まれており、プラセンタ注射と同様の薬効が確認されています。
こうした保険適用の薬理作用以外にも、プラセンタによって報告されてきた薬理作用は多種多様で、循環器系、呼吸器系、消化器系から精神・神経系、美容系など広範であり、造血や血圧調節、ホルモン調整などの作用の報告もあります。
プラセンタの薬理作用について詳しくお知りになりたい方は、当クリニックにお気軽にご相談ください。

治療概要

本治療は自由診療です。

治療期間、回数

患者様の病態、症状によって変わりますので、診察をお受けいただき、決定しております。

費用(自由診療)

患者様の病態、症状によって変わりますので、診察をお受けいただき、決定しております。

リスク・副作用

注射部位の発疹やかゆみ、内出血、上腕部のだるさなどが起こる場合があります。

またアレルギー体質の患者さんの場合は、状態を監視しながら投与する必要があります。

※感染症のリスクから、治療を受けた人が血液を提供すること(献血や他人への輸血)はできません。輸血を受けることは可能です。

ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)について

未承認医薬品等(異なる目的での使用)

ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)は、医薬品医療機器等法において、「慢性肝疾患における肝機能の改善」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う美容目的での使用については国内で承認されていません。

入手経路等

国内販売代理店経由で入手しております。

国内の承認医薬品等の有無

ヒト胎盤抽出物を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。

 

諸外国における安全性等に係る情報

現在重大なリスクは報告されておりませんが、vCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)の伝播の理論的なリスクは否定できません。

ご相談・ご予約

プラセンタ療法は予約制です。

お問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

(午前9:30~12:00/午後15:00~18:00)

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