エクソソーム液治療
エクソソームとは
エクソソームは細胞が産生する細胞外小胞であり、その中で直径が50〜200nmの大きさのものを指します。エクソソームは球体で、中にはサイトカイン・増殖因子などのタンパク質やメッセンジャーRNA(mRNA)、マイクロRNA(miRNA)などが含まれています。mRNAは受け手側細胞(レシピエント細胞)内で特定のタンパク質の生成を行う働きがあります。また、miRNAはレシピエント細胞内の特定のタンパク質の生成を阻害する働きがあります。mRNA、miRNAは細胞や組織の修復に必要なタンパク質の生成を促すと共に、不必要なタンパク質の生成を抑制することで、細胞や組織の修復・再生に大きく貢献していると考えられています。
エクソソーム液は幹細胞培養上清を処理することで、エクソソームを濃縮した液となります。
治療概要
本治療は自由診療です。
エクソソーム液治療の流れ
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診察
エクソソーム液治療を受けられない方もいらっしゃるため、医師による診察を行います。 -
点滴
腕の静脈に15分〜30分かけて点滴で投与します。
費用(自由診療)
患者様の状態・使うエクソソーム液の種類や量で異なります。
リスク・副作用
点滴の針を刺すことによる痛みや赤み、腫れが生じることがあります。
稀ですが、アレルギー反応が起こる可能性があります。
※感染症のリスクから、治療を受けた人が血液を提供すること(献血や他人への輸血)はできません。輸血を受けることは可能です。
未承認医薬品等を用いた自由診療について
●未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示
本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。院内調剤(一部外部委託)として、適法に調剤しています。日本では、未承認医薬品を、医師の責任において使用することができます。
●国内の承認医薬品等の有無
現在、本治療に用いるものと同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
●諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。